従業員が経営を学ぶと、
会社全体が経営チームとなる

組織改革コンサルティング

自走する組織は、従業員が経営を行っている

多くの経営者が「社長は孤独だ」とか「従業員に経営者の気持ちは理解できない」と言っていますが、これは主に従業員に経営を教えていないことが原因です。従業員が経営を学ぶと、経営者の見方や考え方が理解できるようになり、社長を助けられるようになります。そのような組織になると、社長は従業員のことも考え始め、より良い健康的な経営が行えるようになります。組織が自走し始めると社長の仕事は「褒める」ということが最も大事な仕事になります。

2つの理論

仏教

日本では、多くの偉大な経営者が仏教を学び、これを軸とする考え方をしています。仏教は幸せとは何か、幸せを感じる道を具体的に示しています。人によれば、仏教は心理学と言う人もいるくらい論理的でシンプルな考え方です。会社の経営とは私利私欲を捨てて、人に貢献するという心持ちで行わなければなりません。もし、私利私欲で会社を経営すれば人から騙され、お金を奪われ、茨の道を歩むことになります。仏教では、こういった真理が説かれています。人は欲深いので、目の前の利益に惑わされることもあります。仏教はこのような間違いを防ぎ、正しい判断の基準となります。

クルト・レヴィン

社会心理学の父と呼ばれているクルト・レヴィンです。「場の理論」が非常に有名で、「人の行動は、その人と環境に依存する」という考えが基本です。人を変えるのは難しく簡単にできるものではありません。逆に、環境を変えるということは今すぐにでもできる事なのです。また、最も効果的なモチベーションの与え方は「役割」であること、会社が成長するということは、上向きの力と下向きの力の均衡であるため、上向きの力だけに気を取られてはならないなど、様々な組織づくりの基本となる理論です。

自走する組織の3つの要素

(1)事業計画書

社長と(役員を含む場合も有り)3ヶ月かけて事業計画書を作成します。事業計画書を作成することで、目の前の問題に振り回されるのではなく、長期的な視野を持ち、ブレない経営を行うために必要なステップです。

(2)ミーティング

月次のミーティングは経営者ではなく、社員が主体となってミーティングを開催します。決まったアジェンダがあるので、社員のだれでも司会進行を行うことができます。また、経営会議でもあるので、この場で様々な決議を行うことも可能です。

(3)ディスカッション

従業員が経営を行うために必要な知識、考え方などをディスカッションを通じて各自が考えながら自分なりに答えを見つけ出していきます。同僚とも話し合い、発表を通じて意見交換するので、方向性も一致し始めます。ミーティングとディスカッションにより、組織が自走し始めます。